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開発者ブログ

2024年1月22日

システム開発を依頼するときの注意点をステップ別に解説

システム開発を外注するときには、想定しているシステムがイメージ通りに納品されることが重要です。

しかし依頼先のシステム開発会社を選ぶときから納品に至るまでに、トラブルが起こることもしばしばあります。

この記事ではシステム開発を依頼するときの注意点を、ステップごとにわかりやすく説明します。

チェックリストとして活用し、希望通りのシステムを手に入れましょう。

システム開発の相談前の注意点

システム開発を始める際には、システム開発会社に相談する前に準備を整えることが必要です。

問い合わせをする前に押さえておくべき注意点を見ていきましょう。

システムで解決したい課題を洗い出す

システム開発を依頼するときには解決したい課題を明確にしましょう。

課題がわからないと適切なシステムの要件定義ができません。

システム開発は、現在の課題を洗い出してリストにすることから始まります。

システムを導入する目的を決める

課題が明らかとなったら、目的を決めていきます。

目的が定まっていないと、的確な提案を受けられません。

具体的な目標を列挙して用意しておくと、システム開発会社との打ち合わせがスムーズに進みます。

システム開発にかけられる予算を策定する

システム開発の予算についてもあらかじめ決めておきましょう。

お金をかければ、より良いシステムを開発することが可能です。

予算を策定しておかないと、システム開発会社からの提案を受けたときに、魅力的な機能を次々に追加してしまって開発費用が高くなるリスクがあります。

いくら魅力的であっても現場では使わない機能も含まれている可能性があるので、無理をせずに予算に合わせて必要な機能の揃ったシステムの開発を依頼することが大切です。

システム開発の相談開始~契約までの注意点

システム開発会社に問い合わせをして相談を始めてから、契約に至るまでに注意点があります。

打ち合わせの流れの中で注意すべきポイントを確認しておきましょう。

希望するシステムの関連で実績がある業者を選ぶ

システム開発では、エンジニアの得手不得手があります。

開発してもらいたいシステムに応じて経験や実績がある業者を探して相談しましょう。

例えば業務システムの開発を、アプリ開発に強い会社に依頼しても優れたシステムになるとは限らないので注意が必要です。

詳細を説明してヒアリングを受ける

システム開発会社に問い合わせをしたら、まずは自社の方から詳細の説明をしましょう。

ヒアリングを受けるときに、システム開発会社が主体になってしまうと、相手の得意とするシステムに落とし込まれる可能性があります。

目的・課題を明確にした上で、開発して欲しいシステムの詳細を伝えましょう。

納期を指定して見積もりを取る

見積もりを取るときには、希望の納期を指定するべきです。

システム開発会社側の都合に合わせるだけでは、長い納期を提案されたのが原因となり途中で断念してしまう場合があります。

オフショア開発などを活用し、納期を早める方法もあるので、希望納期に間に合うように検討してもらうことが大切です。

見積もりやフローの不明点をなくす

見積もりや契約後、業務フローについて少しでも疑問があるなら質問して不明点をなくすことが重要です。

発注した後に追加料金が発生したり、自社の業務負担が大きかったりするトラブルがあるので気を付けましょう。

権利関係や補償の確認をする

契約書を交わすときには、権利関係や補償に注意が必要です。

システムの著作権が自社に移せるのか、契約不適合責任の基準が明確で1年程度の期間が設けられているか、損害賠償について不当な内容になっていないかを確認しましょう。

できれば初めての契約では、リーガルチェックを外部に委託した方が安心です。

システム開発の契約後の注意点

システム開発会社と契約した後も注意点があります。

より良いシステムを納品してもらうためのポイントを押さえておきましょう。

システム開発に参画する

契約をしたら、システム開発を丸投げせずに積極的に打ち合わせをして参画しましょう。

最初の要件定義では営業だけでなく、エンジニアにも参加してもらって齟齬がないように打ち合わせをすることが大切です。

設計・仕様の確認をしたり、開発の進捗を定期的なミーティングで報告を受けたりしながら開発を進めると、当初の想定と違うシステムになるようなトラブルを防止できます。

検収前に使用者が試す

開発したシステムをテストして検収したら開発完了です。

検収をするときには、実際にそのシステムを使用する人に試してもらって、問題がないかどうかを確認しましょう。

検収担当者や社内エンジニアだけで判断すると、使いづらいシステムを導入してしまうことになりかねません。

実際の使用者が使った後にフィードバックをもらい、不満な部分があったら改善を求めましょう。

検収後の対応について打ち合わせを進めておく

検収完了後のシステム開発会社との関係について打ち合わせをしておくことも大切です。

検収後もバグフィックスや機能改善などに対応してくれるのか、個々の対応に費用がどの程度発生するのかを明確にしておきましょう。

運用や保守の契約も検討して、システムを快適に使えるようにすることが重要です。

まとめ

システム開発を依頼するときには、任せきりにせずに自社でシステム開発をリードするという意識を持つことが大切です。

ステップごとの注意点を踏まえて、問い合わせ前の準備から契約後の納品まで主体的に進めていきましょう。

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