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開発者ブログ

2024年1月24日

システム開発を依頼するときの流れを開発手法と合わせてわかりやすく解説

システム開発の流れは、8つのステップで構成されるのが標準的になっています。

業者に依頼するときは、システム開発手法によって全体プロセスが異なる場合があるので、詳細を確認することが大切です。

この記事ではシステム開発の流れについて、開発手法による違いと合わせて解説します。

システム開発を依頼するステップ

システム開発を、業者に依頼するときには細かく見ると8つのステップで進められます。

システム開発の依頼から納品後のサポートを受けるまでの流れを見ていきましょう。

相談・ヒアリング

システム開発会社とコンタクトを取って、相談するのが最初のステップです。

営業担当者やエンジニアからヒアリングを受けて、どのようなシステムを開発したいのかを伝えます。

現在抱えている課題や納期の希望なども明示します。

提案・見積もり・契約

ヒアリング後、システム開発会社からシステムの大枠の提案を受けます。

見積もりの提示を受けて内容を確認し、システム開発の目的や予算などと照らし合わせます。

数回の打ち合わせが必要になるのが一般的です。

納得の見積もりができた時点で契約を締結し、正式に発注します。

要件定義

システム開発の流れで最初の工程になるのが要件定義です。

システムによって解決したい課題に基づいて、必要な機能やインターフェースの仕様などについて具体的にリストアップします。

設計・デザイン

要件定義が完了したら設計・デザインに入ります。

ユーザーインターフェースのデザイン(外部設計・基本設計)と、システム本体の設計(内部設計・詳細設計)をして詳細な仕様設計をします。

システム開発

設計ができたらシステム開発を進めます。

設計書に従ってプログラミングやコーディングをする段階です。

システム開発の流れの中で最も長い期間を必要とすることが多く、中間報告を受けながら開発を進めてもらいます。

テスト

テストはプロトタイプのシステムができた段階で、不具合がないことを総合的に分析する工程です。

システム単体で動作させたときのトラブルシューティングをするユニットテストから始めます。

その後、開発したシステムの規模や要件に応じて結合テスト、総合テストを実行し、最終的に運用テストを進めるという流れが一般的です。

納品・検収

テストを通して完成品のシステムが開発されたら納品を受けます。

システムの種類によって納品の流れは異なりますが、実装してからテストをして問題が起こらないことを確認する作業が必要です。

打ち合わせとシステムの機能が異なっている場合や、テストをしてエラーが発生した場合にはこの時点で修正依頼をします。

無事に希望通りのシステムが実装されたら検収手続きをします。

運用・保守

システム開発会社から納品を受けた後も、契約内容によっては運用・保守を受けることが可能です。

開発したシステムを買い取る契約ではサポートがない場合もありますが、一般的には予期しないエラーが発生したときに対応をする最低期間が設けられています。

リリース後は業者と連携を取り、快適に使えるシステムに整えていきます。

システムの開発手法による流れの違い

システム開発には代表的な手法として以下の4つがあります。

開発手法によって流れに違いが生じるので確認しておきましょう。

  • ウォーターフォール型
  • アジャイル型
  • プロトタイプ型
  • スパイラル型

ウォーターフォール型

ウォーターフォール型では、システム開発を流れの通りに進めていきます。

今までの実績を参考にすると、開発期間を見極めやすいのが特徴です。

ただ、後述の方法に比べると開発期間が長くなる傾向があります。

アジャイル型

アジャイル型は設計が概ね決まった時点で、できるところから開発を臨機応変に進めていきます。

頻繁に打ち合わせをして方向性を決める負担はありますが、迅速にニーズに合うシステムを開発できるのが魅力です。

スパイラル型

スパイラル型は、システム開発の流れの各ステップを繰り返して完成度を高める開発手法です。

工程が複雑化するので管理が大変になりますが、最終的に納品されるシステムの質が上がりやすいのが特徴です。

プロトタイプ型

プロトタイプ型は、試作品をシステム開発の初期段階で作成する手法です。

試作品を共有し、課題を洗い出して開発を進めるという流れになります。

実際のシステムを見てみないとイメージが湧かないときによく用いられている方法です。

まとめ

システム開発の流れは、要件定義・設計・開発・テスト・納品の工程を8ステップで進めていきます。

システム開発会社に依頼すると相談や契約が事前に必要になりますが、納品後に運用や保守のサポートを受けられるのが一般的になっています。

開発したシステムを安定して運用できるようにするために、希望に合う開発手法を取り入れている業者にシステム開発を依頼しましょう。

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